マルチ商法とはちがうの?
マルチ商法とはちがうの?
HP、ブログなどでお友達を紹介して報酬を得る紹介報酬制度を得る方法は、一見マルチ商法のように思われがちです。
紹介報酬制度やマルチ商法は、どちらもこのようなピラミッド型の図式で説明できるので、同じだと思われがちです。
ここでは、マルチ商法との違いを勉強したいと思います。
マルチ商法とは
マルチ商法とは、加入者が他の者を次々と組織に加入させ、一定の金銭的負担を条件に、商品の販売などのビジネスに参加するピラミッド式の販売方法のことをいうことがおおいです。
最近ではMLM(マルチレベルマーケティングプラン)などと、呼ばれることもあります。
このようなピラミッド式販売方式(連鎖販売取引)は、違法ではありません。しかし、本当に儲かるのは、ほんの一部の人だけであり、多くの人が損をする仕組みになっています。
例えば、下の図をモデルに考えてみます。
(1)親会員は、(X)に会員登録し、(X)から商品(Y)を1万円で購入したとします。
(1)の段階では、親会員は1万円の損失。
(2)さらに親会員が紹介した子会員が、(X)に会員登録し、親会員から商品(Y)を2万円で購入したとします。
(2)の段階では、親会員は2万円の利益。トータル1万円の利益。
(2)の段階では、子会員は2万円の損失。
(3)さらに子会員が紹介した孫会員が、(X)に会員登録し、子会員から商品(Y)を3万円で購入します。
(3)の段階では、子会員は3万円の利益。トータル1万円の利益。
(3)の段階では、孫会員は3万円の損失。
このように、販売方法がピラミッド型になっており、また、子会員、孫会員が増えれば増えるほど利益が得られるシステムとなっています。また紹介報酬がもらえる場合もあります。
注目は、お金の出どころが、会員(親会員、子会員、孫会員)であるということです。
一方、ポイントサイト等の紹介制度はどうでしょうか。
紹介報酬システム
例えば、登録による紹介報酬システムは、下の図のようになります。
新規ユーザーは無料で会員登録することができます。お金の支払いは一切ありません。
(1)親会員は、ポイントサイトに会員登録(無料)します。
(1)の段階では、親会員の金銭的な損益なし。
(2)さらに親会員が紹介した子会員が、ポイントサイトに会員登録(無料)します。
この時、紹介者である親会員は、ポイントサイトから紹介報酬がもらえます。
(2)の段階では、親会員は紹介報酬による利益。
(2)の段階では、子会員の金銭的な損益なし。
(3)さらに子会員が紹介した孫会員が、ポイントサイトに会員登録(無料)します。
この時、紹介者である親会員は、ポイントサイトから紹介報酬がもらえます。また、親会員にも、紹介報酬がもらえる場合があります。
(3)の段階では、親会員は紹介報酬による利益。
(3)の段階では、子会員は紹介報酬による利益。
(3)の段階では、孫会員の金銭的な損益なし。
新規ユーザーは、無料で登録することができ、その紹介報酬は、ポイントサイトからもらえるということになります。
このようなシステムは、ポイントサイト側は効率よく会員数を増やせる、紹介者側は報酬がはいってくる、というわけでどちらにもメリットがあります。
ここでマルチ商法との大きな違いは、ポイントサイトの紹介報酬システムは、
自分が会員登録する時も、お友達を紹介する時も、お金の支払いは一切ないということです。
会員(親会員、子会員、孫会員)は、金銭的な損失が発生しません。
※なお、会員登録する時にお金が必要な(有料会員)サイトを否定するわけではありません。
むしろ、有料会員制のほうが、ちゃんとしたサービスが受けられ、安心感・信頼感がありますので、いろんな面で優れています。
ただ、一部のマルチ商法のような組織があるのも否定できませんので、十分注意してください!
これからネットで小遣い稼ぎをしよう思っておられる方、まずは無料で登録のものから、はじめられてはどうでしょうか!