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商品先物の取引は、「立会い(たちあい)」と呼ばれる一種のセリによって決定し、「立会い」の方法は、ザラバ取引と板寄せ取引という方法です。
どちらの取引方法かは、各商品によって決められています。
ザラバ取引とは、連続取引方式、複数約定値段方式ともいい、一定の取引時間を定め、時間内であればいつでも売りと買いの注文を出すことが出来る方法です。
このような方法では、売りと買いの価格と数量が相対の関係で合致したものから随時成立されていきます。
このザラバ取引は、現在の世界の取引所の大半が採用している方式です。
また、ザラバ取引には、注文の優先順位に関する原則として「価格優先の原則」と「時間優先の原則」の2つの原則があります。
ザラバ取引は、時間内であればいつでも売りと買いの注文を出すことが出来るため、同一商品の同一限月に、いくつもの約定価格が存在することになります
そこで、「価格優先の原則」と「時間優先の原則」の2つの原則があり、この原則により取引が行われます。
「価格優先の原則」により、「売り注文」はより安いほうから、「買い注文」はより高いほうから優先的に値段が決定されます。
そして、同値である場合は、「時間優先の原則」により注文の早い方を優先し、値段が決定されます。
ザラバ取引のメリットは、刻々と変化する取引の状況に対応しやすいという点です。
ザラバ取引のデメリットは、取引の成立価格が不明瞭であるという点です。
板寄せ取引とは、単一約定値段方式ともいい、決められた時間に売り手と買い手が集合し、その時点で全ての売買を決める方法です。
板寄せ取引では、取引所の提示した仮の価格に対して、買い注文がくれば価格を上げていき、売り注文がくれば価格を下げていき、売り買いの枚数が一致した値段で約定させる取引手法です
なお、板寄せ取引では、決められた時刻に取引(立会い)が行われますが、この立会いの時刻は、各商品によって決められており、これを「場節(ばせつ)」という単位で区切っています。
例えば東京トウモロコシであれば、場節が前場1節(前1)は9時から、前場2節(前2)は10時から、前場3節(前3)は11時から、後場1節(後1)は1時から、後場2節(後2)は2時から、後場3節(後3)は3時からと一日に6回となります。
板寄せ取引のメリットは、取引の成立価格が明瞭であるという点です。
板寄せ取引のデメリットは、刻々と変化する取引の状況に対応しにくいという点です。
ザラバ取引と比べいつでも注文できるわけではありませんので、次の節まで取引を待たなくてはなりません。したがって、板寄せ取引は、突発的な相場の変化に迅速に対応できないというデメリットがあります。
このように、商品先物の取引方法には2種類あり、取引する商品によってどちらの方法かきまっています。